一部のサラヤ製品で、上記のマークを目にしたことはありませんか?
このマークはサラヤが天然界面活性剤(バイオサーファクタント)として研究開発し、実用化した「ソホロ(一般名称:ソホロースリピッド」という成分が使用されていることを示すマークです。
「ソホロ」は、合成界面活性剤でも石けんでもない、天然酵母由来の第3の天然界面活性剤。いきものが生み出した成分のため、生分解性に優れています。排水後は微生物によって水と二酸化炭素に完全に生分解され、すばやく地球にかえるという特徴がある成分です。
このような特徴から、「ソホロ」は環境や肌にやさしい"未来の洗浄剤"と言われています。石油由来原料を一切使用せずに100%天然由来原料にこだわった次世代の自然派ブランド「ハッピーエレファント」には、天然由来の洗浄成分として配合されています。
「ソホロ」は“植物油(パーム油)”と“糖”を栄養にして、“天然酵母”が発酵する過程で産生されます。一般的な洗浄成分である合成界面活性剤は、石油燃料をもとにした化学物質から生産しますが、「ソホロ」は100%自然素材由来。しかも、原料となっている植物油(パーム油)は、環境と人権に配慮されて生産されたRSPO認証の植物原料を使用しています。
全て自然素材を使っているので、製造工程での二酸化炭素の排出量削減はもちろん、環境排出後の自然循環も可能なため、地球環境への負荷も大きく低減。
さらに「ソホロ」は、細胞毒性試験の結果、低刺激をうたう化粧品に使われている原料よりも毒性が低くくて、肌にもやさしい成分であると判明。最近では、食品成分としての安全性も満たしているとの証明もされています。
最近では“洗浄剤”以外の機能も注目され、洗剤以外への使用が進んでいます。中でも、独自の臭いや不純物をほとんど取り除いて、純度99%まで精製した「ソホロ」は、スキンケア製品や医療分野の製品に配合されています。特定の成分をカプセルのように包み込んで肌の奥(角質層)まで届けたり、オイルをジェルのような形状にすることができたり、再生医療での細胞保存液としての使用が検討されていたり…。
サラヤではこれからも「ソホロ」に眠る未知の可能性を一つ一つ追求し、人と環境にいい製品づくりへ反映を続けていきます。