withコロナのために

2019年末頃から感染が広がり始め、一時は世界的なパンデミックに陥った新型コロナウイルス。
このパンデミックをきっかけに、人々の生活様式は大きく変わりました。
これからはwithコロナと言われ、基本的な感染症対策をしつつもパンデミック前の生活を目指していくことが必要とされています。
withコロナのために私たちには何が必要なのでしょうか。
新型コロナウイルスの特徴をおさらいしながら、持続すべき予防行動のポイントをお伝えします。

新型コロナウイルスの特徴

コロナウイルスの感染経路は主に飛沫感染、接触感染があります。
飛沫感染は、ウイルスが含まれた感染者の飛沫を吸入することで感染し、接触感染は感染者の飛沫が付着した箇所に手指が触れ、口や目、鼻などの粘膜から体内に入ることで感染します。
また、密閉された空間に浮遊するエアロゾルを介しての感染も起こるといわれています。

潜伏期間は5日～14日といわれており、感染していても症状の出ない人もいます。
症状が出た人の40％は1週間程度で治りますが、残りの60%は肺炎の症状が出てきます。
重症化すると酸素投与や人工呼吸器による治療等が必要になってきます。

予防方法

withコロナのために

新型コロナウイルスが発生してからの約2年間、私たちは色々な制約の下で時には我慢を強いられてきました。
感染状況が落ち着いてきたらすぐに以前と同じ生活に戻す、というよりも基本的な感染症対策を持続させながら以前の生活を取り戻していくことを目指しましょう。

こまめな手指消毒

今は公共施設の多くの場所に手指消毒剤が設置されています。
設置されているものを利用することと並行して、設置されていない場合にいつでも手指消毒ができるように小サイズのものを持ち歩くのもおすすめです。
また、家庭であれば帰宅時、会社等であれば出勤時や外勤からの帰社時に手指消毒を必ず行いましょう。
ウイルスをパーソナルスペースに持ち込まないためであり、パーソナルスペースでは人は無意識に目・口・鼻などに手が触れています。
玄関に手指消毒剤を置いておくことで習慣づけましょう。

必要に応じたマスクの着用

夏季の熱中症予防やコミュニケーションの観点から、マスク着用緩和の動きが社会全体にみられています。
しかし室内で人との距離が近く、会話をしたり大声を出したりする場合はマスク着用を継続した方が良いでしょう。

パンデミックを想定した備蓄

新型コロナパンデミック直後は様々な物資不足に陥りました。
新型コロナに限らず、新たなパンデミックや自然災害等により、今後も同じようなことがまた起こらないとは言い切れません。
マスクや手指消毒剤等は生活必需品と捉えて備蓄をしておきましょう。
備蓄する量は家庭であれば家族の人数、企業であれば社員数に応じて1週間～10日間は切らさないように用意しましょう。
手指消毒剤は使用期限もあるので、ローリングストックがおすすめです。