季節のテーマ

2025.12.03

衛生的な冬の大掃除

冬は気温の低下と空気の乾燥により、ウイルスや菌が長時間生存しやすい季節です。日々多くの人が出入りする職場や施設では、知らず知らずのうちに感染リスクが高まっています。
こうした季節だからこそ、単なる清掃にとどまらない「衛生管理」と「感染対策」を意識した掃除が重要になります。
新しい年を安心して迎えるためにも、今回は冬の大掃除で押さえておきたい衛生管理のポイントをご紹介します。

冬季における衛生管理強化の必要性

冬は低温・低湿度により、細菌・ウイルスが長く生存しやすい環境となります。さらに暖房使用に伴う乾燥は、汚れ・菌の飛散を招き、衛生リスクを高めます。
このため、年末の大掃除では「汚れの除去」と「菌汚染の抑制」を組み合わせた衛生的な清掃体制が求められます。

まずは「高頻度接触面」の衛生対策から

業務施設・店舗・オフィスでは、接触頻度が高い場所が衛生リスクの起点になりやすく、優先的な対処が必要です。
・ドアノブ・手すり
・スイッチ類・共有機器(コピー機・複合機など)
・トイレのレバー・便座・水栓
・休憩室の家電(冷蔵庫取っ手、電子レンジ扉)

基本は①汚れを落とす洗浄 → ②除菌

まずは洗剤で汚れをしっかり落とし、その後に適切な濃度の除菌剤で処理します。この2段階を踏むことで、除菌効果を十分に発揮させることができます。

菌汚染にもアプローチ

冬は油汚れが固着しやすく、キッチン・洗面所・トイレなどの水まわりでは汚れが蓄積しやすい季節です。
特にトイレの床や便器周辺の衛生状態は、施設全体の印象を左右する重要なポイントになります。
悪臭対策においては、香りでごまかすのではなく、臭いの発生源となる菌汚染に着目し、除菌によって原因から抑制することが効果的です。
確実な洗浄と除菌により、清潔で安心できる空間づくりにつながります。

清掃作業者の個人防護も「衛生管理」の一環

清掃担当者の手指が不衛生なまま作業すると、菌を別の場所に移す「二次汚染」につながります。
清掃作業は感染リスクを伴う業務であり、作業者自身の健康を守ると同時に、また、汚染を拡大させないためにも、PPE(個人防護具)の正しい着用が欠かせません。
・作業前後の手洗いと手指消毒の徹底
・必要に応じたマスク
・保護具の着用
これらは単なる作業ルールではなく、施設全体の衛生レベルを守るための基本対策です。

まとめ|年末の大掃除は「見た目」+「衛生の質」で差がつく

年末の大掃除は、一年を締めくくるだけの作業ではありません。
清潔な環境を整えることで、
・利用者の安心感
・従業員の健康管理
・施設全体の信頼性
すべてにつながります。

今年の冬は、「きれいになった」だけで終わらせず、「安心して使える環境」を整える大掃除を、ぜひ意識してみてください。