こういった特性から、トイレから感染が広がって大規模な感染症・食中毒に発展する事例は数多くあります。
そのため、トイレからの感染を予防することは、あらゆる感染症や食中毒対策の要と言えるでしょう!
トイレにおける感染症対策のポイント
・トイレ後の手洗い
→液体せっけんと流水を用いて隅々まで洗う。可能であれば手洗いマニュアルの設置を。
・トイレの清掃・除菌
→清掃する人が汚染を受けないように対策を。手の触れやすい箇所は重点的に除菌をする。
2023.06.11
実はトイレにはウイルスや細菌の汚染リスクが多く潜んでいます。
何故なら感染症に罹患している人の排泄物には菌やウイルスが大量に排出されるからです。
ノロウイルスを例に見てみると、ノロウイルス感染者が排出するノロウイルス量は糞便の場合約1億個/g!特に乳幼児では100億個以上といわれています。
ノロウイルスに感染していながら症状が出ていない人(不顕性感染者)でも10~100万個/g以上排泄されている場合があります。
さらにトイレ内は無意識に手が触れやすい箇所がたくさんあります。
不特定多数の方が使うトイレの場合、多くの人が触れた箇所を触ることになりますので、手が汚染される可能性が高くなるのです。
こういった特性から、トイレから感染が広がって大規模な感染症・食中毒に発展する事例は数多くあります。
そのため、トイレからの感染を予防することは、あらゆる感染症や食中毒対策の要と言えるでしょう!
トイレにおける感染症対策のポイント
・トイレ後の手洗い
→液体せっけんと流水を用いて隅々まで洗う。可能であれば手洗いマニュアルの設置を。
・トイレの清掃・除菌
→清掃する人が汚染を受けないように対策を。手の触れやすい箇所は重点的に除菌をする。
トイレを利用した後は必ず流水と石けんで手を洗いましょう!水だけでパパっと終わらせていませんか?
事業者の方は、利用者が手洗いしやすい環境を整え、可能であれば手洗いマニュアル等を掲示して、利用者に正しい手洗いを行ってもらえるようにしましょう。
固形石鹸は不特定多数の人が触れることになるので、あまりおすすめできません。
手洗いと同時に殺菌・消毒ができる液体石けんだとより安心です。
手洗い後は手指消毒剤を使用することでさらに感染リスクを下げることが出来ます。
使い捨てのペーパータオル等で水分を拭き取ってから手指消毒剤を噴霧しましょう。
サラヤの手洗いマニュアルはこちら(※外部サイトへ移行します)
トイレを清掃する際は、汚染を受けないように使い捨て手袋とマスクを着用し、窓を開けるか換気扇をまわしましょう。
トイレ用の洗浄剤やお掃除シートを用いて目に見える汚れを落とした後は、必要に応じて水で薄めた次亜塩素酸ナトリウムで拭き上げをしさらに水で絞った布巾等で拭き上げましょう。
また、外出時に個室トイレを利用する際は便座除菌クリーナーの利用をおすすめします!
便座以外にも便座のフタや水洗レバー等、手の触れやすいところを拭いておけばより安心です。