SARAYAスタイル

2021.10.11

みどりのせっけん液「シャボネット」のお話

昨年、2020年の年明けは、新型コロナウイルスの流行に伴い、マスク・アルコール・手洗いせっけんが売り切れ続出。
なかなか手に入らない時期がありましたね。
サラヤ公式通販でも、入荷してはすぐに欠品する状態が長く続いて、皆さまにはご迷惑をおかけしてしまい大変申し訳ございませんでした。

感染予防の基本は、うがい・手洗い。

今日はみどりのせっけん液、シャボネットのお話です。

サラヤの手洗いせっけんには、シャボネット、ハンドラボ、ウォシュボンなどいろいろあります。

その中でも、もっとも歴史が長いのが「シャボネット」。

学校や交通機関、職場の手洗い場などで見かける、みどり色の石けん液が「シャボネット」。

1952年の誕生から愛され続けるのロングセラーブランドです。

その「シャボネット」がうまれたのは戦後しばらくしてのことです。
昭和20年代、戦後はまだまだ衛生環境が悪く、日本では赤痢が大流行しており、多い時で年間2万人の死者が出ていました。
そのころは職場や学校では固形石鹸が多く使われていましたが、多数の人が直接触れるので衛生上の問題があり、また盗難も多く、共同使用には不向きでした。

◆日本初の薬用せっけん

そこで昭和27年、サラヤは、盗難に合いにくく衛生的に使用できる日本初の薬用液体せっけんと専用容器を開発。

手洗いと同時に消毒と殺菌が行える薬用せっけんが誕生し、手洗い習慣を広げるため標語と共に全国へと普及しました。

シャボネットの緑色は安全をイメージした色だったそうです。

1)「シャボネット」の工夫その1

衛生的で盗難に合いにくい「シャボネット」でしたが、同じ手を洗うのに固形せっけんより容量を使う液体のせっけんは輸送が大変。そこで考えだされたのが「濃縮タイプ」。
濃縮することにより輸送量・容器・保管スペースなどが少なくて済む環境を意識した画期的な商品でした。

2)「シャボネット」の工夫その2

沢山の人に使っていただくために容器については、試行錯誤を重ねました。
そしてたどり着いて開発したのが、押出式の容器。

ビスで固定し盗まれることもなく、使うときにボタンを押すことによって、毎回新鮮なせっけん液が手のひらにとりだせる容器は様々な企業や公共の施設で採用され、みどりの手洗いせっけん液は瞬く間に日本中に広がっていきました。

こうして手洗い場の改善が広がり徐々に赤痢は減少していきました。

今でも、時代とともに姿を変えながら様々な場所で活躍しています。

◆「シャボネット ササっとすすぎ」雑になりがちな“すすぎ”が短時間で

2021年3月には家庭用に「シャボネット ササっとすすぎ」が発売されました。

こちらは小さいお子様がいらっしゃるご家庭におすすめ!
子供の雑になりがちな手洗いに着目。短い時間でもさっぱりすすげて、すすぎ残しの心配がない泡手洗いせっけんです。
デザインもお子様に楽しんでいただけるよう、世界の子供や、動物、よく見ると泡のおばけなどが描かれています。
もちろん、肌にやさしい植物性洗浄成分100%。殺菌成分配合なので、しっかり汚れやばい菌を落とします。
また、売上の1%はアフリカでのユニセフ手洗い普及活動を支援しています。

まだまだ新型コロナの脅威は去っていません。
みなさんの衛生をまもって半世紀、みどりのせっけん液「シャボネット」をぜひご家庭でもご利用ください。

▼シャボネット
https://shop.saraya.com/shop/r/rshavonet/

▼シャボネット ササっとすすぎ
https://shop.saraya.com/shop/r/rshavonet-s/