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2021.11.01

「ラクトフェリン」はなぜピンク色なの?

ほ乳類だけがもつ希少な免疫成分ラクトフェリン。羊水にも含まれ、胎児の肌を守り育む、大切な役割を果たします。抽出できるのは牛乳1Lからわずか0.2gですが、命の誕生に深くかかわる乳たんぱく質だけに、秘められている力は絶大。1939年に発見され、名前はラクト=ミルク、フェリン=鉄という結合に由来しているといわれています。

ピンク色をしているのは「鉄」由来

ラクトフェリンは名前の由来にもあるように鉄を内包している構造をもったたんばく質。この鉄によってピンク色をしています。鉄と結合しやすい特性と、赤みがかったピンク色をしているため”牛乳の赤いたんぱく質”とも呼ばれています。

ピンク色は天然のままのラクトフェリンの証

この鉄を内包した構造はとても繊細です。そのためラクトフェリンは熱に弱く、機能が失われやすい成分。機能が失われてしまうと、鉄が分離してしまいピンク色も失われます。製品化にあたっては、沈殿して品質が安定しない、天然のピンク色が壊れてしまうなどの試行錯誤を何年にもわたって繰り返し、実験と検証を重ねた結果、誕生したのが「ラクトフェリン ラボ」です。

ピンク色のオールインワン美容ジェルの誕生

なかでもオールインワンの美容ジェルでは、ラクトフェリンの機能が生きた天然のピンク色を残したまま、化粧品としてジェル化する安定配合の技術を確立。非加熱処理の生のラクトフェリンを0.5%という、肌研究から導き出したエビデンス高濃度で配合し、さらに合成界面活性剤を使用しない独自の乳化技術を用いることで、このピンク色の天然色が再現されています。

▼「ラクトフェリン」について詳しくは
https://shop.saraya.com/shop/pg/1csc20210712/