人生100年時代を迎え、健康寿命を延ばすためには、
歯周病などの早期発見と治療が健康維持につながると考えられており、
まずはライフステージに応じた、切れ目のない歯科健診受診機会の充実が欠かせないとされています。
65歳以上の高齢者は、自身の歯を多く残す人ほど健康を維持しやすく、入院回数が少ないことが明らかになってきました。
逆に歯周病などを放置すれば、大きな病気につながる可能性も指摘されています。
厚生労働省は日本歯科医師会(日歯)とともに80歳で自らの歯を20本残すことなどを進めています。
しかしながら毎年の受診率の伸び悩みから、政府は数年後の実施を目安に「国民皆歯科健康」を掲げています。
(「2040年を見据えた歯科ビジョン - 令和における歯科医療の姿 -」より抜粋)