- 製品チラシ(1.5 MB)
商品特徴
優れた洗浄力
プロテアーゼと界面活性剤が血液などの汚れを強力に分解・除去し、優れた洗浄力を発揮します。
<TOSIを用いた洗浄力試験>
洗浄評価インジケーターTOSIを使用して洗浄力試験を行いました。TOSIを当社品および他社品の実用液に投入し、40℃では10、30分間、20℃では40、120分間浸漬を行いました。浸漬後、TOSIを引き上げ、流水で軽くすすぎ、乾燥させた後、パワークイック残留タンパク検出液で染色しました。その結果、当社品は優れた洗浄力を示しました。
<日本医療機器学会の推奨する汚染モデルを用いた洗浄力試験>
日本医療機器学会の推奨する汚染モデルテストピース(※)を使用して洗浄力試験を行いました。汚染モデルテストピースを当社品および他社品の実用液に投入し、40℃では30、60分間、20℃では60、120分間浸漬しました。浸漬後、汚染モデルテストピースを引き上げ流水で軽くすすぎ、乾燥させた後、パワークイック残留タンパク検出液(サラヤ)で染色しました。その結果、当社品は優れた洗浄力を示しました。
※汚染モデルテストピース・・・ヘパリン添加羊血液に1%硫酸プロタミン水溶液を容量比10:1で混合した汚染液を調整し、ステンレススチールテストピースに汚染液50μLを塗布後、室温で24時間放置したもの。
優れたすすぎ性
低起泡性で泡切れがよく、すすぎ性が良好です。用手洗浄はもちろん、超音波洗浄にも最適です。
<すすぎ性試験>
すすぎ性について、ブラインドテストによる官能評価を行いました。当社品および他社品の実用液にステンレススチールテストピースを5枚浸漬し、男性3名、女性3名の計6名の被験者に流水ですすいでもらいました。水に浸漬したテストピースをすすいだ時をコントロールとし、コントロールと同等の感触になるまですすいだ時間(秒)をすすぎ性として評価しました。その結果、当社品は優れたすすぎ性を有していることがわかりました。
優れた防食性
防錆剤が、器具の腐食を防ぎます。ステンレスはもちろん、アルミニウム、銅、真鍮製の器具にも使用できます。
<防食性試験>
各材質のテストピースを当社品および他社品の実用液に浸漬し、50℃で7日間放置しました。その結果、当社品は試験したほぼすべての材質で優れた防食性を示しました。
微生物増殖をコントロール
抗菌剤が、汚れの中に存在する微生物の増殖を抑えます。
<静菌力試験>
0.3%の乾燥ブイヨンを汚れとして添加した当社品および他社品の実用液に各試験菌を接種し、40℃で2日間放置し、各日の菌数を測定しました。その結果、当社品は、高い静菌力を示しました。
高い酵素安定性
抜群の酵素安定性のため、高い洗浄力が長時間維持されます。
<原液保管中における酵素安定性試験>
Folin-Lowry法により当社品および他社品の原液保管中におけるプロテアーゼの安定性を測定しました。残存活性は保存前の酵素活性値に対する相対値として算出しました。その結果、当社品は高い残存活性を示し、高い酵素安定性を有していることがわかりました。
環境に優しい洗浄剤
環境に優しい中性の洗浄剤で、排水規制をクリアしています。
リスク管理が可能
液を着色しているため、希釈したときも、本剤が入っているか確認ができ、入れ忘れを回避できます。
商品詳細
【成分】
界面活性剤(ソホロリピッド)、タンパク質分解酵素(プロアテーゼ)、金属イオン封鎖剤、酵素安定化剤、抗菌剤、防錆剤、色素
【用途】
医療器具の浸漬洗浄、用手(ブラッシング)洗浄、超音波洗浄
【使用方法】
●浸漬の場合
1.浸漬容器に温水(40℃程度)で1.0%希釈液(10Lの温水に対し100mL)を調製します。
汚れの程度により 0.5~2.0%(10Lの温水に対し 50~200mL)
2.汚染した医療器具を10分以上浸漬します。
(状況に応じて浸漬時間を延長してください。)
3.浸漬後は、流水で十分にすすいでください。
●超音波洗浄機の場合
洗浄機の水量にあわせて、本品の注入量を調整してください。
推奨使用濃度 ・・・ 1.0% (10Lの水に対し 100mL)
汚れの程度により 0.5%~2.0% (10Lの水に対し 50~200mL)
【サイズ】
幅 90mm × 奥行き 90mm × 高さ 244mm
【容量】
1L
※その他の容量は下記よりご購入ください。
・4L
【使用上の注意】
・用途以外には使用しないでください。・子供の手の届かないところに保管してください。
・倒れたり、こぼれたりすることのないような場所に保管してください。
・冷暗所に保管してください。
・他の薬剤、洗浄剤等とは混ぜないでください。
・作業時は必ず手袋、マスク、エプロン、ゴーグルなどの防護具を着用してください。
・他の容器に移し替えて使用しないでください。
・キャップを開けるとき、液が飛び出す恐れがあります。また、容器を移動するときにはキャップをしっかり閉めてください。緩んでいると、液が跳ねて目や皮膚につく恐れがあります。
・樹脂の種類やメッキ製品等金属の種類によっては、変化をきたす場合があるので、あらかじめ試験をしてから使用してください。
・洗浄液は最低1日1回交換してください。
・本品に滅菌効果はありません。
・経時的に黄変したり、まれに沈殿物を生じることがありますが、性能に問題はありません。
【応急処置】
・目に入った場合は直ちに水洗いし、医師の処置を受けてください。・飲み込んだ場合は、直ちに医師の処置を受けてください。
・皮ふについたときは水で洗い流してください。
Q&A よくあるご質問
Q 浸漬容器はどのように洗浄すれば良いですか?
A 洗浄用の専用ブラシなどを用いて洗浄剤で汚染物を除去し、その後すすいで乾燥させてください。
Q 酵素洗浄剤はなぜ温度管理が必要なのですか?温度管理ができない場合ばどうすれば良いですか?
A 一般的に酵素洗浄剤に含まれている酵素は、40℃程度で最も効果を発揮するからです。温度を維持するために恒温槽を使用することが理想ですが、購入が難しい場合は、浸漬時間を延長していただくか保温するための工夫をしていただくと効果が期待できます。