- 製品チラシ(1.3 MB)
商品特徴
優れた洗浄力
プロテアーゼと界面活性剤が血液などの汚れを強力に分解・除去し、優れた洗浄力を発揮します。
<TOSIを用いた洗浄力試験>
洗浄評価インジケーターTOSIを使用して洗浄力試験を行いました。TOSIを当社品および他社品の実用液に投入し、40℃では10、20分間、20℃では20、40分間浸漬を行いました。浸漬後、TOSIを引き上げ、流水で軽くすすぎ、乾燥させた後、パワークイック残留タンパク検出液で染色しました。その結果、当社品は優れた洗浄力を示しました。
<日本医療機器学会の推奨する汚染モデルを用いた洗浄力試験>
日本医療機器学会の推奨する汚染モデルテストピース(※)を使用して洗浄力試験を行いました。汚染モデルテストピースを当社品および他社品の実用液に投入し、40℃では5、10分間、20℃では10、20分間浸漬しました。浸漬後、汚染モデルテストピースを引き上げ流水で軽くすすぎ、乾燥させた後、パワークイック残留タンパク検出液(サラヤ)で染色しました。その結果、当社品は優れた洗浄力を示しました。
※汚染モデルテストピース・・・ヘパリン添加羊血液に1%硫酸プロタミン水溶液を容量比10:1で混合した汚染液を調整し、ステンレススチールテストピースに汚染液50μLを塗布後、室温で24時間放置したもの。
優れた防食性
防錆剤が、器具の腐食を防ぎます。ステンレスはもちろん、アルミニウム、銅、真鍮製の器具にも使用できます。
<防食性試験>
各材質のテストピースを当社品および他社品の実用液に浸漬し、50℃で7日間放置しました。その結果、当社品は試験したすべての材質で優れた防食性を示しました。
高い酵素安定性
抜群の酵素安定性のため、高い洗浄力が長時間維持されます。
<原液保管中における酵素安定性試験>
Folin-Lowry法により当社品および他社品の原液保管中におけるプロテアーゼの安定性を測定しました。残存活性は保存前の酵素活性値に対する相対値として算出しました。その結果、当社品は高い残存活性を示し、高い酵素安定性を有していることがわかりました。
豊富な泡立ち
豊富な泡立ちのためブラッシング洗浄にも最適です。
環境に優しい洗浄剤
排水規制をクリアする中性の洗浄剤です。
リスク管理が可能
液を着色しているため、希釈したときも、本剤が入っているか確認ができ、入れ忘れを回避できます。
商品詳細
【成分】
陰イオン界面活性剤、非イオン界面活性剤、タンパク質分解酵素、酵素安定化剤、防錆剤、色素
【用途】
医療器具の浸漬洗浄、用手(ブラッシング)洗浄
【使用方法】
1.浸漬容器に温水(40℃程度)で1.0%希釈液(10Lの温水に対し100mL)を調製します。汚れの程度により 0.5~2.0%(10Lの温水に対し 50~200mL)
2.汚染した医療器具を10分以上浸漬します。
(状況に応じて浸漬時間を延長してください。)
3.浸漬後は、流水で十分にすすいでください。
【サイズ】
幅 197mm × 奥行き 116mm × 高さ 253mm
【容量】
4L
※その他の容量は下記よりご購入ください。
・1L
【使用上の注意】
・用途以外には使用しないでください。・子供の手の届かないところに保管してください。
・倒れたり、こぼれたりすることのないような場所に保管してください。
・直射日光を避けなるべく涼しい場所で保管してください。
・他の薬剤、洗浄剤等とは混ぜないでください。
・作業時は必ず手袋、マスク、エプロン、ゴーグルなどの防護具を着用してください。
・他の容器に移し替えて使用しないでください。
・キャップを開けるとき、液が飛び出す恐れがあります。また、容器を移動するときにはキャップをしっかり閉めてください。緩んでいると、液が跳ねて目や皮ふにつく恐れがあります。
・樹脂の種類やメッキ製品等金属の種類によっては、変化をきたす場合があるので、あらかじめ試験をしてから使用してください。
・洗浄液は最低1日1回交換してください。
・機械洗浄する場合は必ず器具をすすいでください。
・本品に滅菌効果はありません。
・経時的に黄変することがありますが、性能に問題はありません。
【応急処置】
・目に入った場合は直ちに水洗いし、医師の処置を受けてください。・飲み込んだ場合は、直ちに医師の処置を受けてください。
・皮ふについたときは水で洗い流してください。
Q&A よくあるご質問
Q 希釈液の交換頻度はどれくらいですか?
A 最低1日1回交換してください。洗浄液の汚れがひどい場合はそのつど交換してください。また、洗浄液の継ぎ足しはしないでください。
Q 浸漬容器はどのように洗浄すれば良いですか?
A 洗浄用の専用ブラシなどを用いて洗浄剤で汚染物を除去し、その後すすいで乾燥させてください。
Q 酵素洗浄剤はなぜ温度管理が必要なのですか?温度管理ができない場合ばどうすれば良いですか?
A 一般的に酵素洗浄剤に含まれている酵素は、40℃程度で最も効果を発揮するからです。温度を維持するために恒温槽を使用することが理想ですが、購入が難しい場合は、浸漬時間を延長していただくか保温するための工夫をしていただくと効果が期待できます。